蒼い瞳に写るは君
その夜、ゆきとは
ぎくしゃくしたまま
家に帰り着いた



時計を見ると夜中の
1時を回っていた
俺はすぐ眠りに就いた




「―ぉ・・蒼」



またどこか遠くから
あの女の声がした



景色は前と一緒で何も
変わっていなかった
俺はあの時の湖の前に
座っていた



あの女は?辺りを
見渡しても女はいない



「あーおっ、ここだよ」


頭の後ろから声がした
振り向くとあの女が
優しい顔して笑っている



『お前、誰だよ?』


「・・蒼、あたしのこと
忘れちゃったの?
覚えてないの?ソラだよ」




ソラ?―・・





!!!!!
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop