ノンステップ・シュガー
「絶対何か理由があるんだよ。新崎がそんなことするはずない、もの…」
「本当にそういいきれるのか?」
「え?」
「相田ミサは、新崎千春の何を知ってる?」
「あ……」
竜の真剣な瞳が痛く感じた。こらえられなくなり、つい視線を反らしてしまう。
たしかに、そうだ。竜のいうとおり。
私たちはたった一度だけ話したことがあるというだけのただのクラスメートで、私は新崎のことを知らないし、また新崎も私のことを知らない。何も。何一つ。
「……」
わずかな沈黙が流れだしてしまった。竜と話す時間に沈黙なんてことばは今までなかったから、初めてのことにあたふたしてしまう。
「どうするかは、相田自身が決めることだな。悪いが、俺はなんも助けてはやれねぇよ」
「なんでよ…」自分のあまりに弱々しい声に肩を落とす私。「いつもなら一緒に考えてくれるじゃんか」
「……無理だな」
きっぱりと竜に言い切られ、えもいわれぬ寂しさにおそわれる。
「わかった…あり、がと」
あふれてしまいそうな涙を必死でこらえて席を立った。レジでお金を払うと、早足でスタバを立ち去った。
「あんな奴の、どこが良いんだか…」
それから竜が、そんなことを呟いたのを、私は知るよしもなかった。
「本当にそういいきれるのか?」
「え?」
「相田ミサは、新崎千春の何を知ってる?」
「あ……」
竜の真剣な瞳が痛く感じた。こらえられなくなり、つい視線を反らしてしまう。
たしかに、そうだ。竜のいうとおり。
私たちはたった一度だけ話したことがあるというだけのただのクラスメートで、私は新崎のことを知らないし、また新崎も私のことを知らない。何も。何一つ。
「……」
わずかな沈黙が流れだしてしまった。竜と話す時間に沈黙なんてことばは今までなかったから、初めてのことにあたふたしてしまう。
「どうするかは、相田自身が決めることだな。悪いが、俺はなんも助けてはやれねぇよ」
「なんでよ…」自分のあまりに弱々しい声に肩を落とす私。「いつもなら一緒に考えてくれるじゃんか」
「……無理だな」
きっぱりと竜に言い切られ、えもいわれぬ寂しさにおそわれる。
「わかった…あり、がと」
あふれてしまいそうな涙を必死でこらえて席を立った。レジでお金を払うと、早足でスタバを立ち去った。
「あんな奴の、どこが良いんだか…」
それから竜が、そんなことを呟いたのを、私は知るよしもなかった。