ノンステップ・シュガー
−−−−

授業に集中できるはずもなく。私はさっき新崎にふれられた唇をおさえてうつむいていた。

…思い出すだけでまた顔が赤くなる…

でも、こんな気持ちなんだろうか?好きな人にキスされるのって、こんな気持ちなのだろうか?はずかしいくて、うれしいけど。だけど、新崎のキスはなにかが違っていた。新崎のキスは、痛かった気が、する。
…ファーストキスなのにこんなに観察してたのかって思われるかもしれないけど、なにかが私の中に違和感を抱かせていた。

「空いてる?放課後」

私はいてもたってもいられなくなって、さっき話し掛けてきた隣の男子のノートの隅に走りがきをした。
それに気付いた小暮は

「15:00 スタバ」

と私のノートに返事をした。



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