あたしのご近所さん。
和樹くんは幼い子供みたいな無邪気な笑い顔をするから時々焦る。

なんだかドキッとしてしまうから。

いや、でも好きとか言う感情ではないと思うんだけど。

「ううん、こちらこそ。人形買ってもらっちゃったし。ありがと」


和樹くんは「うん」と言ってうつむいた。



再び沈黙があたしたちを包む。


それもまた和樹くんが破ったのだけど。




「佐藤ってさ、………猫以外に好きなものあるの?もしかして猫一筋とか」


少しからかいながら笑って言った。


「そんなことないって!普通にあるよ!」

ってムキになりながら言った。
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