幸せ色の贈り物
涙が溢れてくるのを感じた。
エレナの葛藤を知った。
マサの優しさを知った。
あの日2人から貰ったものは、とても大きなものだった。
いつもあたしの傍にいて、あたしを大好きになってくれたエレナ。
寂しがりやなあたしに、こんなに優しいエレナを出会わせてくれたマサ。
あの日、何かを失ったと思っていたあたしは、実はもっと大きな何かを与えられていた。
こんなにも温かく、大きな。
何よりも思いのつまった、最高の贈り物だった。