プレゼント(Intron crack企画)
「……が欲しい」

俯きながら彼女は聞き取れないほど小さい声で呟いた。

長机の白いシーツに涙が二つ落ちる。

薄っすら積もっていた雪が消えるように溶けた。



「何?」





「キスが欲しい」




顔を上げた彼女は、涙にぬれた瞳を俺に向け今度は強い口調でハッキリと言った。

下手すりゃ中学生にも見える程の童顔。

でもキリッとした眉が意思の強さを物語っている。


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