変態王子とメガネちゃん
はぁ、俺……
どうしようもねぇな……
とりまき達も見てた見たいで
なんか後ろでヒステリックに
叫んだりしている……
『イヤーっ!!』
『王子がぁ女にぃぃ!!』
『あの女許せない』
『抱きついたぁぁぁ!!!!!』
『ウソよ、ウソ!!』
『信じられないーッッッ』
って、俺どんだけ
監視されてんだよ…(苦笑
はあ…これで俺は
ただの変態エロ親父に
なっちまったな…
Goodbye…俺の青春…
『あ…の……違…うの…』
『「……へ?」』
優樹菜の突然の発言に
無言だった俺たちは全員
優樹菜を頑見した。
『あ…の……王子くん…
体調悪いみたいで…』
「……?」
体調悪いとか一言も
言ってないけど?
なんだなんだ?
この雰囲気…
とりまき達まで優樹菜の
言葉を必死で聞こうと
している
『それで…倒れて……
叫んじゃった…だけなの…
ごめん…なさ…い』