うさぴょん号発進せよ
「へ〜。『ソウ太くん』て、こんな夜中にも稼働してたんだ。知らなかった」

トヲルは素直に驚嘆した。

「ねえそういえば、トヲル知ってる?『ソウ太くん』の本当の名前」

「本当の名前?『ソウ太くん』…じゃ、ないの?」

トヲルは首を捻った。ずっと『ソウ太くん』で通しているので、そのような話は聞いたことがない。

「本当の名前は、『ソウジキ太郎・ターボ6号』って、言うんだよ」


「……は?」
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