うさぴょん号発進せよ
それは降りてきたというより、寧ろ勢いよく落ちてきた。そして通路内全域に響き渡るような大きな音を立てると、目の前の路を完全に塞いだのだ。
落ちてきたのは隔壁だった。
通常それは火災発生など、緊急時に作動するものである。それがいきなり落ちてきたのだ。
突然のことに3人は一瞬唖然としたが、コウヅキが最初に駆け寄った。
「くそっ、なんでこんなモンが急に落ちてくるんだよ!」
文句を言いながらそれを叩いてみるが、案の定ビクともしない。
更にトヲルの背後からも、大きな音と地響きがしてきた。振り向くと後ろの通路にも、隔壁が下りている。
3人は完全に、出口を塞がれてしまったのだ。
トヲルは呆然と背後を見詰めていた。
しかしまたもや畳みかけるかのように、地鳴りがしてきた。3人の間に、緊張が走る。
今度は一体どの場所の隔壁が下りるというのだろうか。
トヲルの背中に、冷たいモノが走るような感覚を覚えた。
落ちてきたのは隔壁だった。
通常それは火災発生など、緊急時に作動するものである。それがいきなり落ちてきたのだ。
突然のことに3人は一瞬唖然としたが、コウヅキが最初に駆け寄った。
「くそっ、なんでこんなモンが急に落ちてくるんだよ!」
文句を言いながらそれを叩いてみるが、案の定ビクともしない。
更にトヲルの背後からも、大きな音と地響きがしてきた。振り向くと後ろの通路にも、隔壁が下りている。
3人は完全に、出口を塞がれてしまったのだ。
トヲルは呆然と背後を見詰めていた。
しかしまたもや畳みかけるかのように、地鳴りがしてきた。3人の間に、緊張が走る。
今度は一体どの場所の隔壁が下りるというのだろうか。
トヲルの背中に、冷たいモノが走るような感覚を覚えた。