うさぴょん号発進せよ
トヲルが恐る恐る背後から近づいて覗き込むと、ブリリット星人が白目を剥いて倒れているのが見えた。
「ヒト殺し…」
言いかけたトヲルの頭を、コウヅキは無言で殴った。
「気絶してるだけだから、なんなら確認してみろよ」
言われた通りに、トヲルはブリリット星人の口元に手を翳し、確認する。
呼吸が手のひらにかかる。確かに生きていた。
「ホントだ。なんか大丈夫みたいだ」
トヲルは、ホッと息を吐いた。
「それより、そこを退いてくれ。ソイツが逃げられないように、処置しなけりゃならないからな」
コウヅキが言う。
が、トヲルは振り向いて、
「一体何ですか、このヒト。僕をここへ連れてきて、何しようって言うんですか?」
ずっと聞きたかったことを、やっと聞くことができた。
「ヒト殺し…」
言いかけたトヲルの頭を、コウヅキは無言で殴った。
「気絶してるだけだから、なんなら確認してみろよ」
言われた通りに、トヲルはブリリット星人の口元に手を翳し、確認する。
呼吸が手のひらにかかる。確かに生きていた。
「ホントだ。なんか大丈夫みたいだ」
トヲルは、ホッと息を吐いた。
「それより、そこを退いてくれ。ソイツが逃げられないように、処置しなけりゃならないからな」
コウヅキが言う。
が、トヲルは振り向いて、
「一体何ですか、このヒト。僕をここへ連れてきて、何しようって言うんですか?」
ずっと聞きたかったことを、やっと聞くことができた。