スタートライン -First☆Season- *秘密な恋は、俺様社長と?*
「ま、受かってたからいいか。
帰るぞ、桃」
「うんっ……!!」
あたしは笑顔で返事をした。
だけど……
「お兄ちゃん…?」
何故か一向に動こうとしない。
その場に突っ立ったまま。
「ねぇ、お兄ちゃんってば!!」
「あっ!!
俺、トイレ行ってくるから、先に車戻ってな、桃……!!」
「ちょ―――…!!」
あたしの言葉なんか無視して、
お兄ちゃんはダッシュであたしの元を去って行った。
それと同時に―――
「桃……」
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
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