タイムカプセル
そういうと、一目散に走った。


保健室の横の階段を、静かに、足音のしないように降りた。


そして、顔を、ひょこっとだして、見た。


そこには、優喜がいて、すぐに、保健室に入った。


私は、保健室のドアに、耳を傾けて、話を聞いた。


「気にするよ。オレは、紗弥がスキだから!」


鷹哉の言うことが、本当だと気づいた瞬間だった。


「私ね、鷹哉がスキだったんだよね。でも、鷹哉は瑠美がスキみたいで瑠美、優喜がスキって言ってたんだけど、嘘みたい。鷹哉のこと、諦める。だから、優喜と付き合うよ。本気でスキかはわからない。でも、私には、優喜が必要だとおもっ、ひっ、思う、の」


紗弥は、最後のほうは、泣いていた。


紗弥は、私のことを言っていたから、友達関係は、崩れると思ってた。


だから、紗弥と出会ったときに、冷たく言い放ったの。


このように―。


―瑠美視点終わり―
< 55 / 120 >

この作品をシェア

pagetop