紅き瞳に囚われて
「ん?女子は実力不足で入れないの。授業もネェヨ。人間がやる勉強なんて簡単すぎるし、ヴァンパイアの技術の勉強も俺らにゃ必要ねぇからな」

…学校、来る意味無。

「だから、遊ぼー!」

ニッコリと笑う風峪。

回りを見ても、殆どの生徒はゲームをやっていたり、雑誌を見ていたり……。

「…休んでる奴はいないんだね」

こんなに暇なのに休んでる奴はいない。

「あー、それはねぇ。毎日、お楽しみが有るからさぁ」

訳有り気に笑う風峪。

「ま、直ぐに解るよ」

と言われたので、そのまま風峪と遊ぶ事にした。


「……ダウト」

「えぇ!?何で解ったの!?」

「キング、4枚持ってる」

一つ。二人でやるダウトはつまらない……。
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