紅き瞳に囚われて
そのまま、風峪とふざけているうちにお昼になった。
「昼飯ぃー!涙南、食堂行こう」
食堂の場所もよく解ってないから、ちょうどいい。
「俺、カツカレーと人工血液。涙南は?」
「……カルボナーラとオレンジジュース」
食堂のコックさんに料理を注文して、席につく。
「涙南、血ぃ飲まねぇの?」
…確かに私もヴァンパイアの端くれだ。だから、血液を摂取しないとならない。が、
「うん。まんまり、好きじゃないんだ」
「ふーん。まぁ、人工血液は美味くないよな!」
……そういうことじゃねーよ。
人工血液とは、人間の血液を元に作られた、ヴァンパイア専用の飲み物。
「昼飯ぃー!涙南、食堂行こう」
食堂の場所もよく解ってないから、ちょうどいい。
「俺、カツカレーと人工血液。涙南は?」
「……カルボナーラとオレンジジュース」
食堂のコックさんに料理を注文して、席につく。
「涙南、血ぃ飲まねぇの?」
…確かに私もヴァンパイアの端くれだ。だから、血液を摂取しないとならない。が、
「うん。まんまり、好きじゃないんだ」
「ふーん。まぁ、人工血液は美味くないよな!」
……そういうことじゃねーよ。
人工血液とは、人間の血液を元に作られた、ヴァンパイア専用の飲み物。