紅き瞳に囚われて
人の生き血を吸わなくても大丈夫。って代物。

ただ、味が無いらしく栄養的には問題ないが、好まないヴァンパイアも多いようだ。



頼んであった食事も来て、モサモサと食べていたら、急に食事内が騒がしくなった。

「……珍しい」

「えっ?」

風峪までもがそう呟いた。
なんだろうと思い、目を入口付近に向けると……そこには、

理事長、漣がいた。


あろう事か、漣はこちらに向かって歩いてくる。
……来んじゃねぇよ。面倒だから。(多分)


漣が通るところ、みんなひざまずく。


「なんでこっち来てんの!?」

風峪がめっちゃ戸惑ってる。

……やべぇ。笑える。
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