紅き瞳に囚われて
「…!!すみません、漣様。出過ぎた真似を致しました」

金髪教頭はすぐに謝る。

そのやり取りを見ていた私は
……ただの脅しだ!!
と思った。

「鉈-ナタ-を呼べ。1stクラスの担当はアイツだ」

漣は金髪教頭に命令する。

「了解致しました。暫く、お待ちください」

金髪教頭はそう言うと、部屋を出て行った。



「………」

「………」

金髪教頭が出て行ってしまったため、私は漣と二人になってしまった。

「お前、龍我を知っていたな?その理由を話す気はないか?」

私を見る漣の瞳が、血のように紅く染まる。
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