何処にでもあるラブストーリー
何本か転がした後、奈緒子はキューを決めたようだった。
 僕はナインボールを三角を使って配置に、玉を並べた。
 「ビリヤードの経験はあるの?」僕は奈緒子に尋ねた。

「まあ、やったことはありますよ。 全然上手くないけど」奈緒子は答えた。

「館崎さんは結構上手そうですね」奈緒子は僕の真似をして、キューの先に青いチョークをつけながら、僕に質問した。

 普通には打てるよ。 僕は答えた。 僕には大学時代1年交際していた彼女がいた。 当時、僕は、彼女のアパートに通いつめ、毎日のように会っていた。
 僕は、結局その子に振られてしまうのだが、その後の1ヵ月毎日一日も休まず、ビリヤード場に通った。
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