何処にでもあるラブストーリー
「いいよ、営業企画の吉田を誘おう、吉田は涼子と飲みたがってる」缶コーヒーに口を付けながら西野は答える。

「えっ駄目ですよ、今日は・・・私と駿さんの二人だけで行きましょう」そんなことを言うと私はまた顔を赤くしてしまった。 


自分の顔が赤くなってるのが、恥ずかしいと思うと、また赤くなる。 赤面の連鎖・・・。
 私のリアクションを見て、西野 駿は横目で私を見た。

「わかったよ・・・涼子ちゃん、なんかあった?」

「いや・・・わたし」そこで私は何も言えなくなってしまった。

「まあいいや、女の子と二人で飲むのもたまにはいいや」駿が言う。
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