バレットフィンク
そんな二人に対してカオルは、露骨なまでの歓喜を発散させながら


「早く俺のプレイを聴いて欲しいんだ。俺のスタジオへ行こう!」


と、身震いしそうな程の緊張感に汚染されている二人を勇み足で促す。


カオルに促された二人は、懸命に奮起しながら彼の後に従った。


外装も凄かったが、部屋の広さと作りに関してもまさに


凄過ぎる!


の一言である。


二人の部屋の2倍は楽にありそうな部屋へ入ると、カオルが自分の部屋を素通りして行くではないか?


彼の部屋を通り越すと、防音加工されたスタジオが姿を現した。


このスタジオを目の当たりにした二人の表情には、明白な程の驚愕に打ち震える引きつった真顔がひっそりと浮かんでいた…。



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