バレットフィンク
「こ、これ、自分のスタジオなんだよね?」


「そうだ。此処で練習もレコーディングも出来るんだ!」


「だから、4サイクルの次にやるレコーディングは此処で開始すれば良いんだよ!」


カオルは既に4サイクルのメンバーになった様な口調で喋っている有様。


「あ、そう、そう、大事な事を忘れるところだったぜ!俺の芸術的なプレイを聴かせないとな!」


そう言いながらカオルはドラムセットに鎮座してスティックを握ると、器用に回しながら早速ご自慢のドラミングを二人に披露して見せた。


家や格好にも度肝を抜かれたが、彼の素晴らしいプレイにも同様に度肝を抜かれた二人であった。


ヨシヒコには悪いが、カオルの方が確実に上手いと、二人は顔を見合わせていた…。



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