バレットフィンク
「タケシ君が惚れ込む筈だよ。プロの世界でも十分通用するレベルじゃないか!」


「スティック捌きから断然違うし。それに物凄くパワフルじゃないか!」


カオルは耳から鼻を繋いでいるチェーンを激しく踊らせながら叩き続けて行く。


二人もタケシ同様に、カオルを加入させたい衝動に襲われてしまった。


それにカオルを加入させれば、スタジオを借りるお金を節約出来るし、レコーディングと合同練習がいつでも好きな時に出来るのである。


余りに魅力的でいて、尚且つ素晴らしい程に幻惑的なので、当然の如く二人の心は加入の方向へと揺らいで行く。


すると、カオルの演奏が終わりを告げて、全身に爽快な汗を存分に滲ませていた…。



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