バレットフィンク
そんなタケシを眺めていたキョウジが、顔を微妙に引きつらせながら


「タ、タケシ君って以外に残酷な一面を持ってるんだね…」


と独り言の様な呟きを唱えた…。

シュンスケに至っては、もはや泣き出しそうな勢いで



「タ、タケシ君が本気で僕の事を殺そうとしているよ!なあ、キョウジ!僕は、僕は、助けておくれよー!」



と、意味不明な恐怖に捕われる始末であった…。




こうして突然始まった競り市が終了すると、皆は練習の準備に取り掛かった。


そして準備が整うと、カオルが大声で



「それじゃ、とことんまで行っちまうぞ!オラァァァ−ッ!」



と、元気な掛け声を轟かせるのと同時に、演奏がスタートした…。



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