バレットフィンク
「サイモン殿は既に神の域へ達しているのがお前には分からないのか?」


「彼はテリーの更に上を行ってる人間なんだぜ?俺にとっては師匠を超える存在なんだよ!」


「それじゃあ、サイモンはお前にとって神様の様な存在って事なんだな?」


「ごっつぁんです!」


「それ、どう言う意味なんだ?肯定しているって事なのか?」


するとカオルは、タケシの質問を完全に無視して、キョウジに視線を向けると


「お前はベースがもっと上手くなれば、必ず抜きん出る存在になれるからこれからも練習を疎かにするなよ!」


そうかと思えば、今度はシュンスケに向かって


「お前はタケシを際立たす為に、もっと複雑なリフを楽に弾ける様にならないと、将来は暗いぞ!」


彼のエゴイズムが見事に炸裂していた…。



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