バレットフィンク
タケシも結構良い感じだと思ったので、必然的に賛成票に投じた。


相変わらず腕組みをしているリョウタは、面目を潰されたのが許せないのか、最後の最後まで肯定の頷きを渋り続けていた。


余程、アングリーナ・ ジョリーが気に入っていたのであろう。しかし、四対一ではもはやリョウタに勝機がないのは必然。


「分かった。バンド名はアングリー ピープルに決定だ!」


これで新たなる出発が始まった事となった。タケシは逸る気持を抑えながら、皆との会話を最大限に楽しんだ…。


アングリー ピープルのメンバーは全員働いていた。正社員では無いものの、全員バイトをしながら練習に励んでいるのであった。


リクはドラムを叩くには体力が無いと駄目だと言って、各地に点在する自販機を廻って、清涼飲料水を補充するバイトをやっている。


トモヤはレンタル兼セルを扱っている大手レンタルショップのレジを担当していた…。



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