独眼狼ーワンアイウルフー
突然、部屋に電子音が響いた。
電子音の源はテーブルの上。
テーブルの上に置かれたそれは、最近ジアンスにより発明された小型通信機である。
レクスが立ち上がり、通信機をとる。
「……なんだ」
『はよーっすレクス!!タスクだぜぇーっ』
通信機から響くのは、朝からハイテンションなタスクの声だった。
「…言われなくても分かる」
『おいおい、相変わらず冷たいねぇ〜』
「……用件がないなら切るぞ」
『のわっ!!ちょい待ちっレクス!!用件はあるんだーっ!!』
タスクの慌てっぷりが、通信機越しにも伝わってくる。
「…なんだ」
『ケルベロスの出番なんだよ』
「……分かった、直ぐに行く」
タスクとの通信を終えたレクスは、汗だくになったTシャツを脱いだ。
軍服を着込み、シルバーリングを首に下げる。
そのまま部屋を出て、レクスはオペレーター室に足を向けた。