独眼狼ーワンアイウルフー



オペレーター室に入って来たレクス達に気付いた霧兎が、手招きをする。

レクス達はそれに従い、霧兎の側によった。

霧兎がにへら、と笑う。

しかし、いつもと違いどこか疲労の影が見える。


「やぁ、みんな。朝早くからゴメンねぇ〜」
「まったくっすよー。シンディウス軍の奴らは早起きなんすね」
「そうみたいだねぇ。…それに習って君達も起床時間を早めてみる?」
「か、勘弁を…っ!!」


タスクが本当に嫌そうに首を横に振ると、霧兎がいつもの様ににへら、と笑った。


「あはは〜っ冗談だよ、……多分」
「最後の多分って…っ」
「祐も団長もそこまでっ!!」


2人の会話をコハクが止める。

レクスも口を挟む。


「……時間の無駄だ」
「ぅわっ、相変わらずツッコミ厳しいな…」


オレかなり傷ついた〜、とタスクが呟く。


「………。」


─……だが、それすらレクスは無視する。


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