独眼狼ーワンアイウルフー



少し顔を上げ、レクスが呟く。


「ケビィンさん…痛い」
「こんくらい男なら我慢しろ!!だーっはっはっ!!」


レクスの頭から手を離し、腕を組んでケビィンは笑い始めた。

ボサボサになった髪を、レクスは黙って直した。

その様子を面白そうに眺めていた霧兎が、口を開いた。


「よし。なら―……」


だが、霧兎の言葉は甲高い機械音に掻き消された。

それにいち早く気づいたイルムが、自分の机に駆け寄り…パソコンを手早く操作する。

次の瞬間、イルムが声を張った。


「ラ、ランブル荒野でシンディウスの特殊型と第二軍師団が交戦中!!増援信号が発信されていますっ!!」
「特殊型…、エディリアか!!?」


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