独眼狼ーワンアイウルフー
霧兎が、ふふんと胸を張って言った。
「君はココから出れないけど戦える。つまり、もし伏兵がココの中であれば君が戦える…って事さ」
「おー、なるほどな」
ケビィンが納得したように、大きく頷いた。
「さて…っ祐、ルイ。君達は―…って、あれぇ?」
霧兎が、タスク達がいる筈のイスに視線を向けるが…ソコに2人の姿はなかった。
コハクが霧兎に分かりやすく説明をした。
「団長とケビィンさんが話し始めた時には、もう部屋を出てってましたよ」
「あ、あははー…。そう、速いねぇ…」
苦笑を漏らし、霧兎が呟いた。
ジアンスがゆっくりとイスから立ち上がった。
「話が終わったんなら、儂は調整に戻るが…」
「はい、話を聞いてくれて…ありがとうございました」
軽く頭を下げレクスがそう言うと、ジアンスはのろのろとオペレーター室を後にした。