独眼狼ーワンアイウルフー
「ちくしょー…見てろよ。1年後にはお前らを見下ろすぐらいの身長になってやるんだからなっ!!」
「だーっはっはっ!!んな事出来ねぇのに言うんじゃねぇよタスク!!」
タスクの「身長伸ばす宣言」を否定したのはレクスでもコハクでもなく、野太い男の声だった。
その声の主は…倉庫に入って来た2人の男の内の1人。
先程のタスクが言った「身長伸ばす宣言」を笑い飛ばした男。
短く切り上げた茶髪。
少しつり上がった茶色の瞳。
格闘家を想像させてしまう巨大な体驅(たいく)。
もう1人の男は、タスクと隣にいる男のやりとりをヒヒヒ…と小さく笑って見ていた少し不気味な男。
元の髪の色が分からない程に、白髪に変わり果てた髪。
分厚い眼鏡に隠され、瞳は見えない。
背中が少し曲がった小柄な体。