独眼狼ーワンアイウルフー
「アレが、夢だって事…分かって、るけど……ボク、僕…っ」
イルムが続きを言う前に、何か頭に暖かいものを感じた。
それが、ケビィンの大きな手だと気づくのにイルムは時間がかからなかった。
驚いたイルムだったが、顔は上げない。
ケビィンは、イルムの頭をわしゃわしゃと撫で回した。
「なんだ、変な夢見て怖がってたのか」
「へ、変なって……」
鼻をすすりながら、イルムが呟く。
そんなイルムを見て、ケビィンが笑いとばした。
「だーっはっはっは!!安心しろ、俺は中々しぶといから死んだりしねぇ。タスクも一緒だしな」