指切りげんまん
「なんかおかしくない?」
「おかしいな」
振り分けられた楼蘭荘の一室。
ベッドに腰かけ俯いてる佑の背中に嘆く。
携帯を確認するとまだ6時前、しかし和尚の言う通り再び眠る気にはならなかった。
「絶対なんか隠してるよ」
軟らかいベッドを腹立ち紛れに叩く。
状況が把握出来ていない状態がすごくもどかしい。
「そう思うんだったら刀でも手入れしとけ」
振り向く佑の手には小型のリボルバー。
あたし達組織の人間に日本国憲法はほぼ適応されない。
任務中、いや何をしていても命を狙われることが多いからだ。
.
「おかしいな」
振り分けられた楼蘭荘の一室。
ベッドに腰かけ俯いてる佑の背中に嘆く。
携帯を確認するとまだ6時前、しかし和尚の言う通り再び眠る気にはならなかった。
「絶対なんか隠してるよ」
軟らかいベッドを腹立ち紛れに叩く。
状況が把握出来ていない状態がすごくもどかしい。
「そう思うんだったら刀でも手入れしとけ」
振り向く佑の手には小型のリボルバー。
あたし達組織の人間に日本国憲法はほぼ適応されない。
任務中、いや何をしていても命を狙われることが多いからだ。
.