指切りげんまん
こいつはなんでジョニーの消滅という哀しみの瞬間に現われるのだろうか。

「助けてー!」

「ロープ垂らすから掴まっとけ」

言葉とロープが投げ付けられる。

やっと脱出出来る。
そろそろ不快な湿気に嫌気がさして来たあたしは、ロープに掴まり
ジョニーが消えた場所を振り返る。

「ん?

…ちょっと待って!」


引き上げようとしてた佑を制し、目に入ったものを拾い上げた。

「奏!早く!」

「あー、ごめんって!」

佑がうるさいので大人しくロープに掴まる。


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