君は君のままでいて
「ん………くぅっ!」


全身にぞわぞわと広がっていく痺れるような感覚に翻弄されている僕の耳にカチャリ、と小さな金属音が響く。


なんの音だろう、とボンヤリとしてしまっている僕の脳に数瞬遅れの疑問が浮かんだのと。


ひんやりとした空気を下半身に感じたのは、ほぼ同時だった。


「な………に?
あ、や、やあぁっ!」


ようやく緑風の行動に気付いた僕は身体をよじって逃げようとしたんだけど。


その反応はあまりにも遅すぎて、僕はくつろげられてしまったズボンの前からやすやすと侵入した緑風の手に、やわやわと揉みしだかれて声を上げさせられてしまった。
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