星に願いを。
昔からあたしは1人、子ども扱いされてて
確かに子どもなんだけどっ。
晴奈よりあたしの方がずっと、みんなから子ども扱いされてる気がする。
『んー…とねぇ…』
ひとしきりお姉ちゃんと盛り上がった晴美ちゃんは、やっとあたしの質問に答えてくれた。
『歳の差は、感じないかなぁ。あたしの場合1歳だけだしね。
むしろ、彼の方があたしより何倍も大人って感じで。
おかしいよね。年上のあたしが引っ張られてるの』
幸せそうに笑う晴美ちゃんは、本当に愛されてるんだなぁって思う。
「じゃあ、もし年上の彼氏がいたとしてね。その人がすごい余裕な態度だったら、どうする?」
ずいっと前に出て顔を近づけて訪ねると、晴美ちゃんはニコッと笑った。