星に願いを。



「ごめっ、ちっ、違うよ泰ちゃんっ」


泰ちゃんは、下を向いて震えている。


怒っちゃった…?




「……っくく」









………く?








「あははっ!蜜葉、焦り過ぎ!」


「…へ?」


怒ってると思っていた泰ちゃんはなぜか大笑い。




な、なに?




「ごめんごめんっ。いや~蜜葉にはいっつも振り回されてるから、たまには困らせてやろうと思って」


「う……っ」


「俺、心広いし。情けないなんて言われても気にしないし。全然、全く」


「うぅ……っ」



泰ちゃんの一言一言が、重石のようにふってくる。




「…な、何と言えばいいのでしょうか…。申し訳ない気持ちでいっぱいで………」



そう言って土下座すると、泰ちゃんはまた大笑いしながらあたしを起こした。









< 142 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop