林檎の木の下にて
「さぁここが2年C組だ。」



教室にいる生徒は、まだ座っておらず、ギャーギャーと騒いでいる。
その姿を見て、過去の映像がフラッシュバックする。
肩が震えだし、顔にはうっすら冷や汗が出てる。呼吸は更に荒くなり、過呼吸ぎみである。



「おぃ…大丈夫か? どうした?」


さすがに変だと気付いた先生は、2年C組の前で止まっていたが、
また、教室を背に今来た道を戻る…



私は先生に引っ張られるばかりである…
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