林檎の木の下にて
行き着いた先は外だった。



グラウンドのはしっこの方に行き、そこにある ベンチに腰をかける


「大丈夫か?」

心配そうに顔をみる


私はコクンとうなずいた。


「この場所、良いだろ?林檎の樹があって、
なかなか学校に林檎の樹があるなんてないと思うぞ?まぁ 実が熟したら 全部 生徒が食っちまうんだけどな。」

さらに続く

「ここは学校の中で俺のお気に入りの場所なんだ…
この林檎を見ていると、心が落ち着く…

まぁ俺の実家が林檎農園だからかもしれないが…
そうだな來砂羽も辛いときや悲しいことがあったらここにくるといい。」

私は先生に心を見透かされた気がした…
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