LAST contract【吸血鬼物語最終章】



「君、僕が相手なんだから、もうちょっと頭使わないと」

何も言わない鳩羽ちゃん。
そりゃあね、嘘がばれたんだから、何も言えない。



「スミレに嘘の事言って、自分が代わりに僕と接していたら、好きになってもらえると思った?」



僕はスミレが一番なんだから
君の思っているようにはいかない。



「でも残念。嘘を付く人はね、嘘を嫌うんだ」



嘘を付くのは、真実を求めているから。
真実だけを。



「つまり、嘘付きが一番嫌いなんだよ。そして、真実のみを愛する」



人の目を見て嘘を付く事なんてしない、あの子を。
スミレだけを。



「今後、僕の周りをうろつかないで」



これ以上嫌われたくないのなら
僕たちから離れた方がいい。



「スミレに、手を出さないで」



それは君の為。
でも、一番は僕の為。



「もしも出したら、絶対に」



僕は、スミレの為なら何だってするよ。
人殺しだって、出来るかも。
前に2人でこれからを造っていくって約束したから。
そんな事は出来ないけど‥‥



「許さない」



でも、お前が望むならするかもね。

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