恋するOL!戦うOL!
「あなただったの?」


私の目に映ったその人は、


高槻俊だった。



「やっと、気がついてくれたんだ。」


「最初っから知ってたの?」


「うん。さっきの店に入って行ったらあかりちゃんがメールしてて・・・。
あの時の子だってすぐ分かった。」


「そうだったの。」


ドキドキは続いてる。




「・・・ありがとう・・・。」




あまりに近すぎて、ドキドキが彼に聞こえそう。

見えない足元に視線を移す。



エレベーターが1階に着いた。

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