恋するOL!戦うOL!
今は高槻さんとの恋愛を大事にしたい。

なのに・・・一也のことをまだ引きずっている。

・・・多分・・・一也も・・・同じ気持ち?


フラフラしてるこんな女は自分だって大嫌い。

なのにそんな女になってしまってる。


このままじゃ、高槻さんを傷つける。

分かってるのに・・・


私って、本当に勝手な女なのかもしれない。


高槻さんに対する気持ちも・・・


会う度にいろんな発見があって新鮮だしドキドキもする。

素敵な人だって思う。


だけど未だに自分の気持ちがはっきりしない。


だったら・・・何で付き合ってる?


都合よく高槻さんを・・・利用してる?




利用してなんて・・・


そんなつもりは・・・




高槻さんに電話しよう。

高槻さんが・・・運命の人かもしれないのだから・・・。



はっきりしない自分にちゃんとピリオドを打たなきゃ。



携帯を持つ手が少し震えた。

何て言ったらいいんだろう。


携帯の呼び出し音――――


1回、2回、3回、・・・・・・・



「はい・・・。」

高槻さんが出た。


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