制服姫
「知ってると思うけど、林の丁度中間地点くらいかしら。大きな木があって、穴を掘ってあるの。そこに、その葉っぱに願い事を書いて入れておいて。
もしかしたら願いが叶うかもしれないわ。
…これは河北の肝試しの伝統なのよ。」

先生の説明に無言で頷く私達。

先生には私達がどう見えただろう。いかにも無口な二人だもんな…。

「林を出たとこに別の先生いるから、チェックを受けて部屋に戻ること。いいわね!」

「はい…。」

私達は二人、暗い林の中に入って行った…。

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