*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
「はい、ココア」
「…ありがと」
俺と彩は公園に来ていた。
ギシ…
ブランコがきしむ。
「彩、そんな格好で寒いだろ?ほら」
俺は自分の上着を彩にかけた。
「ふ…なんか勇貴らしくない」
そういって彼女は少し笑った。
「どーいう意味?」
ちょっと怒り口調で言った。
別に怒ってないけどね?
「勇貴ってそんな紳士的なんだぁ」
俺を横目で見る彩は
やっぱり綺麗だった。
「何があったのか…聞かないの?」
…内心、めっちゃ聞きたいよ?
聞きたいに決まってます!
だけどさ?
辛いときって無理に聞いちゃダメだと思うから…
彩から話してくれるまで待つよ。
「ん〜…別に?」
「あはッッ無理してるのバレバレだよ!」
「えッッ?そんな事ないってば」
俺はどうも嘘を付けないらしい。
「…あたしの彼氏てっちゃんっていうんだけどね、喧嘩しちゃったんだ−…」
彩は淋しい顔して笑った。
ホントは辛いくせに…
無理して笑顔なんか作るな。