【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
お互いに何も言わず暫し見つめ合う。

何を言うわけでもなかったが暁の心が手にとるようにわかった。

暁も俺に謝りたいと思っている…?
長い付き合いのせいか、波長が合うからか俺たちは見詰め合うだけで互いの考える事がピンとわかることが多い。

今もそうだ

深呼吸を一つすると、俺はまっすぐに暁を見つめた。

「暁…ごめんな。俺、自分が情けないよ。勝手な思い込みでおまえに嫉妬して、おまえを傷つけた。」

「イヤ。俺のほうこそ、悪かったな殴ったりして。」

「あ…あぁ、そう言えば殴られたんだっけな俺。」

「オイオイ、何ボケてるんだよ。プチアルツか?俺が殴ったせいだとか言うなよ。」

「おまえのせいなんかじゃねぇよ。はあ…。心のほうが痛くて体の痛みなんて感じなかったよ。」

「へぇ、詩人みたいな事言うじゃないか。他人に干渉するのが大嫌い。干渉されるのはもっと嫌いな龍也のセリフとは思えないね。」

「何だよ。人のこと感情の無いサイボーグみたいな言い方すんなよ。」

「似たようなものだったろう?聖良ちゃんに会うまではさ。」


龍也の言葉に胸が痛む



……聖良…








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