【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
今、安原先輩は何を言ったの?
龍也先輩があたしの事を好きって言った?
まさか……
信じられないよ。
だって先輩はあたしのこと嫌いなんじゃないの?
「わかんないとでも思っていたのかよ?
甘いな。他人に干渉すんのが嫌いなおまえが、怪我したからって何で生徒会の仕事手伝ってもらったり、勉強を教えたりなんてするんだよ。
伊達に10年以上の付き合いやってんじゃねえぞ?」
呆然とする私を無視して、高端先輩が笑いながら言い続ける。
視線を泳がせていた龍也先輩がそのセリフに反応したようにギッと二人を睨んだ。
龍也先輩……コワイよ。
「だ――!! …ったく。ほっとけよ。俺の事は!」
そう言うとドカドカと二人のほうへと歩いていく。
狭い生徒会室は先輩の足の長さだと、ほんの5歩くらいで入り口にたどり着いてしまった。
そして……
「てめえら、うるせえんだよ。ごちゃごちゃと。出て行けよ!」
龍也先輩はそういうと
怒ったように高端先輩と安原先輩の耳を掴み
痛がる二人をポイッと生徒会室から締め出した。
龍也先輩があたしの事を好きって言った?
まさか……
信じられないよ。
だって先輩はあたしのこと嫌いなんじゃないの?
「わかんないとでも思っていたのかよ?
甘いな。他人に干渉すんのが嫌いなおまえが、怪我したからって何で生徒会の仕事手伝ってもらったり、勉強を教えたりなんてするんだよ。
伊達に10年以上の付き合いやってんじゃねえぞ?」
呆然とする私を無視して、高端先輩が笑いながら言い続ける。
視線を泳がせていた龍也先輩がそのセリフに反応したようにギッと二人を睨んだ。
龍也先輩……コワイよ。
「だ――!! …ったく。ほっとけよ。俺の事は!」
そう言うとドカドカと二人のほうへと歩いていく。
狭い生徒会室は先輩の足の長さだと、ほんの5歩くらいで入り口にたどり着いてしまった。
そして……
「てめえら、うるせえんだよ。ごちゃごちゃと。出て行けよ!」
龍也先輩はそういうと
怒ったように高端先輩と安原先輩の耳を掴み
痛がる二人をポイッと生徒会室から締め出した。