【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
そのときだった―――
「美奈子先輩、鍵を持っているんですか?」
ドアの向こうから聞こえた聖良の声に一瞬心臓が止まりそうになる。
ドアの鍵を開ける音。
無意識に暁の腕を取り、入り口から死角になるロッカーの陰に隠れたのは、心の準備ができていなかったからかもしれない。
美奈子がドアを開けて入ってくる。後に続いて入ってきた聖良に惹きつけられるように視線が釘付けになった。
…聖良…会いたかった
俺の心が温かい何かに満たされていく。
こんなにも聖良が好きだ
聖良を手放すなんて…ヤッパリできそうにない。
何かを考え込むように部屋の中を見回す聖良を見つめてそう確信する。
たとえ聖良に嫌われていてもいい。それでも俺が好きなのは…。
――――――聖良!?
聖良が突然ポロポロと大粒の涙を流しで泣き出した。
「聖良ちゃん。泣いてるの?」
聖良を気遣う美奈子。本来ならその場所にいるべきなのは俺のはずなのに
「え…あ、あれ?本当だ。おかしいな。アハハッあたしったら、どうしちゃったんだろう。」
美奈子の腕の中で泣きじゃくる聖良の姿が痛々しくて抱きしめたくなる。
「聖良ちゃん、佐々木君のこと本当に好きなのね。」
…聖良…おまえは俺を想って泣いているのか
「あたし…龍也先輩が好き…。どうしていいか分からないの。美奈子先輩…あたしっ、どうしたらいいのかわからないの。」
―――!
俺は…なんてバカなんだ?聖良を傷つけた上こんなに苦しめて泣かせるなんて。
何を迷っていたんだろう
何を不安に感じていたんだろう
不安も、迷いも…聖良だって同じ気持ちでいたのに
ゴメン、聖良。
本当にごめん…。
「美奈子先輩、鍵を持っているんですか?」
ドアの向こうから聞こえた聖良の声に一瞬心臓が止まりそうになる。
ドアの鍵を開ける音。
無意識に暁の腕を取り、入り口から死角になるロッカーの陰に隠れたのは、心の準備ができていなかったからかもしれない。
美奈子がドアを開けて入ってくる。後に続いて入ってきた聖良に惹きつけられるように視線が釘付けになった。
…聖良…会いたかった
俺の心が温かい何かに満たされていく。
こんなにも聖良が好きだ
聖良を手放すなんて…ヤッパリできそうにない。
何かを考え込むように部屋の中を見回す聖良を見つめてそう確信する。
たとえ聖良に嫌われていてもいい。それでも俺が好きなのは…。
――――――聖良!?
聖良が突然ポロポロと大粒の涙を流しで泣き出した。
「聖良ちゃん。泣いてるの?」
聖良を気遣う美奈子。本来ならその場所にいるべきなのは俺のはずなのに
「え…あ、あれ?本当だ。おかしいな。アハハッあたしったら、どうしちゃったんだろう。」
美奈子の腕の中で泣きじゃくる聖良の姿が痛々しくて抱きしめたくなる。
「聖良ちゃん、佐々木君のこと本当に好きなのね。」
…聖良…おまえは俺を想って泣いているのか
「あたし…龍也先輩が好き…。どうしていいか分からないの。美奈子先輩…あたしっ、どうしたらいいのかわからないの。」
―――!
俺は…なんてバカなんだ?聖良を傷つけた上こんなに苦しめて泣かせるなんて。
何を迷っていたんだろう
何を不安に感じていたんだろう
不安も、迷いも…聖良だって同じ気持ちでいたのに
ゴメン、聖良。
本当にごめん…。