【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
この間の聖良の涙が脳裏から離れない。

あの場に俺と暁がいた事に聖良は気付いていなかったが美奈子はわかっていたらしい。

だから浦崎と金森の会話の内容をわざと俺に聞かせるように聖良と話していたんだろう。

浦崎と金森が繋がっていたなんて思わなかった。


あいつらが俺たちの仲を裂くために仕組んだ事だったなんて。

考えれば考えるだけ腹が立つ。

聖良を傷つけた二人が許せない。




浦崎も、金森も俺が話をつけてやる。

これから先、聖良が何も不安を感じないように

いつだって、聖良が幸せに笑っていられるように



出来るなら聖良を柔らかな布で覆って誰の目にも触れさせないでおきたい。

壊れてしまいそうな細い体を大切に大切に宝箱の中に仕舞い込んでおけたらいいのに。

どんな風にも当てず、ただ優しい日の光だけを浴びて俺の為に微笑んでいて欲しい。

心の不安も悲しみも、おまえの頬を涙で濡らすもの全てを排除した世界に隠しておきたい。



わかってる。そんな事は出来るはずがないって。

聖良はそんなことを望んだりしないって。



でもこれだけは知って欲しいんだ。


俺はどうしようもないくらい聖良に溺れているよ。
それこそ、聖良がいないと息も出来なくて溺死してしまうくらいに。

聖良のことが好きで好きで壊れてしまいそうだ。
おまえの温もりをずっとこの腕に感じていたい。
そうしないと俺はきっと狂ってしまうよ。

その腕を引き寄せて柔らかい唇にキスをする。

そうでもしないと俺はおまえが俺を好きだって信じられないんだ。




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