【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
「いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ガシャ――ン!
思い切り抵抗して振り回した腕が窓ガラスを突き抜た。
ガラスが割れて飛び散る音が校舎に響き渡る。
ものすごい衝撃と痛みが走る
「…っ、聖良!」
浦崎先輩はあたしの右腕から滴り落ちる出血に動揺して、ようやくその腕を緩めてあたしを解放した。
よろよろとその場にうずくまり、怪我をしていない左手で大き目のガラスの破片を一つ取り上げると浦崎先輩を睨み付けた。
「あたしに触れないで。あたしに触れてもいいのは龍也先輩だけ。あなたには触れて欲しくない!」
ガラスの破片を自分の喉元にぐっと押し当てる。
チクリと痛みが走って、喉元を温かいものが一筋流れていくのを感じた。
蒼白になり固まっている浦崎先輩を睨みつけ怒りを込めて拒絶した。
「あなたに触れられるくらいなら、こんな身体いらない!」