【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
今度は幻聴なんかじゃなかった。はっきりと聞こえた。聖良の悲鳴だ。
胸にどす黒い不安が溢れてくる。
いても立ってもいられない衝動に駆られ生徒会室のドアを壊しそうな勢いで開けて廊下へ一歩出たときだった。
ガラスの割れるものすごい音がした。
何故かそれが聖良の出したSOSだと直感する。
考えるよりも先に身体が駆け出していた。俺の後から響と暁も走ってくる。
あいつらも俺の血相を変えた様子で何かを感じたのだろう。
「あたしに触れないで。あたしに触れてもいいのは龍也先輩だけ。あなたには触れて欲しくない!」
聖良の声だ。やっぱり聖良に何かあったんだ。
声のする方へと角を曲がり数メートル走った所に人影が見えた。
長い廊下の先に誰かが座り込んでいる。
廊下には血が飛び散って、だらりと下がった右手からはどくどくと血が流れ床に滴り落ちている。
左手には割れた破片を握り締め自らの喉元を裂かんとばかりに付きつけ、その白い喉には一筋の鮮血が伝っていた。
血が凍る思いだった
怒りに震えるように燃えるような瞳で浦崎を見ている聖良。
「あなたに触れられるくらいなら、こんな身体いらない!」
聖良の怒りに縁取られた冷たい、凛とした声が廊下に響き渡った。
俺の後ろで響と暁が余りの壮絶な光景に驚いて息を飲むのがわかった。
胸にどす黒い不安が溢れてくる。
いても立ってもいられない衝動に駆られ生徒会室のドアを壊しそうな勢いで開けて廊下へ一歩出たときだった。
ガラスの割れるものすごい音がした。
何故かそれが聖良の出したSOSだと直感する。
考えるよりも先に身体が駆け出していた。俺の後から響と暁も走ってくる。
あいつらも俺の血相を変えた様子で何かを感じたのだろう。
「あたしに触れないで。あたしに触れてもいいのは龍也先輩だけ。あなたには触れて欲しくない!」
聖良の声だ。やっぱり聖良に何かあったんだ。
声のする方へと角を曲がり数メートル走った所に人影が見えた。
長い廊下の先に誰かが座り込んでいる。
廊下には血が飛び散って、だらりと下がった右手からはどくどくと血が流れ床に滴り落ちている。
左手には割れた破片を握り締め自らの喉元を裂かんとばかりに付きつけ、その白い喉には一筋の鮮血が伝っていた。
血が凍る思いだった
怒りに震えるように燃えるような瞳で浦崎を見ている聖良。
「あなたに触れられるくらいなら、こんな身体いらない!」
聖良の怒りに縁取られた冷たい、凛とした声が廊下に響き渡った。
俺の後ろで響と暁が余りの壮絶な光景に驚いて息を飲むのがわかった。