【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~


バン!




突然開かれた生徒会室のドア


暁が血相を変えて入ってきた。


「何だ?暁。おまえもサボりか?」

そう笑って言ってから、この間も同じような事があったなと思い出す。

「ばか!何呑気なこと言ってるんだよ?聖良ちゃんが学校に来たんだよ。さっき俺たちのクラスにおまえを訪ねてきていた。」

暁の言っている事が耳に入ってから脳に到達して理解をするまで、普段の俺の3倍は時間を要していたと思う。

「聖良が…学校に来た?俺のクラスに…って、まてよ。まさか、それじゃあ…。」

「そう、浦崎も金森も教室にいた。それが彼女の精神状態を不安定にするんじゃないかと心配なんだ。」

暁の言葉に胸が痛い。やっと学校に来れるようになった聖良をまた深く傷つけたんじゃないかと思うと苦しくなる。

「こんな時に何だっておまえ携帯の電源切ってあるんだよ。何度もかけたんだぞ?」

「…忘れてた。充電すんの。」

聖良と連絡が取れないから、充電することさえ忘れていた。



今更ながら俺の世界って聖良中心に動いているんだと苦笑してしまう。




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