【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
―――――不意に、左の頬に衝撃が走り身体が吹き飛ばされた。
壁に打ち付けられた背中に鈍い痛みと衝撃を感じる。何が起こったのか理解できず、その場に座り込んだまま呆然として暁を見上げる。
暁は息を荒くして、俺を睨みつけていた。
右手の拳を怒りで震わせながら硬く握り締め、自分を抑えるかのように左手がそれを制している。
殴られたと気付くまで、僅かに時間がかかったのは、俺の中の理性がかなり粉砕していたからかもしれない。
ようやく粉々だった理性の欠片がもどってくると、そんな俺の様子を黙ってみていた暁は冷たい目で吐き捨てるように言った。
「おまえが俺を疑うなんて思っても見なかったけどな。嫉妬に狂って自分が何を言って何をしたか良く考えてみるんだな。今のおまえは人を傷つける事しか出来ない凶器みたいなもんだ。」
確かに嫉妬に狂っていたと思う。我を忘れて聖良と暁を疑うなんて、冷静なら絶対にありえないことだ。
「頭を冷やすんだな。今のおまえじゃ聖良ちゃんに謝っても許してもらえるとは思えないぜ。」
―― 暁の言葉が胸に痛かった。
壁に打ち付けられた背中に鈍い痛みと衝撃を感じる。何が起こったのか理解できず、その場に座り込んだまま呆然として暁を見上げる。
暁は息を荒くして、俺を睨みつけていた。
右手の拳を怒りで震わせながら硬く握り締め、自分を抑えるかのように左手がそれを制している。
殴られたと気付くまで、僅かに時間がかかったのは、俺の中の理性がかなり粉砕していたからかもしれない。
ようやく粉々だった理性の欠片がもどってくると、そんな俺の様子を黙ってみていた暁は冷たい目で吐き捨てるように言った。
「おまえが俺を疑うなんて思っても見なかったけどな。嫉妬に狂って自分が何を言って何をしたか良く考えてみるんだな。今のおまえは人を傷つける事しか出来ない凶器みたいなもんだ。」
確かに嫉妬に狂っていたと思う。我を忘れて聖良と暁を疑うなんて、冷静なら絶対にありえないことだ。
「頭を冷やすんだな。今のおまえじゃ聖良ちゃんに謝っても許してもらえるとは思えないぜ。」
―― 暁の言葉が胸に痛かった。